紅茶のことを知る

紅茶の茶葉は、何からどうやってできる?

こんにちは!Katieです。

Katie
Katie
今回は「茶葉」について!
  • 紅茶の茶葉って、なに??
  • なんの樹の葉っぱなの?
  • 緑茶などの他のお茶の葉とは違うの?

この辺りを解説していこうと思います。

その後の「紅茶ができるまで」や「茶葉の種類」など、少しずつ実際に「使える」紅茶の知識へと繋がっていく内容ですので、ぜひお読みください♪

紅茶ができる「お茶の樹」とは?

紅茶の原料であるお茶の樹とは、学名「カメリア・シネンシス」というツバキ科の常緑樹。この樹の葉っぱが、紅茶の元になっています。

そして、この樹は、品種が大きく分けて2つあり、アッサム種と、中国種があります(リンゴの木に、品種として「ふじ」や「紅玉」がある、といったイメージですね!)。

 

アッサム種は高木で葉も12〜15センチという大きさ。細長くて先端が尖っており、肉厚で柔らかい葉をしています。中国種は、低木で葉も10センチ以下。先端が丸く、肉薄で固めの葉をしています。

品種によって、大きさや特徴が違うんですね(これもリンゴの木と一緒ですね。そのままで甘くおいしい「ふじ」、酸味が強く煮崩れしにくいので焼き菓子にぴったりな「紅玉」みたいな感じ!)。

 

大別してこの2種があるのですが、どちらも同じ「お茶の樹」には変わりありません。

そして、実は…

この同じ「お茶の樹、カメリア・シネンシス」から、紅茶だけでなく、緑茶もウーロン茶なども作られているんです!

その際には、2つの品種の違いが、それぞれに生かされています。

Katie
Katie
同じ植物の葉から、違うお茶の種類が作られているのね

同じ「お茶の樹」から、違う種類のお茶ができる

では、どうやって同じ葉から、違う種類のお茶ができるのでしょうか?

答えは…「茶葉の発酵の度合い」!

お茶の葉には、酸化酵素が含まれていて、その酵素を利用して発酵させます。

その発酵の度合いによって、お茶の種類に違いが生まれるんです。
面白いですよね!

  1. 不完全発酵茶(緑茶)
    茶葉を発酵させないお茶のこと。
  2. 半発酵茶(ウーロン茶)
    茶葉を発酵させる途中で加熱し、途中で発酵を止めたお茶のこと。
  3. 完全発酵茶(紅茶)
    茶葉を発酵させた状態のお茶のこと。

紅茶は、時間をかけてじっくりと発酵させることで、他の種類のお茶にはないコクや渋味などが生まれます。

 

また、先程の品種で言えば、アッサム種は、発酵しやすいので紅茶に向いており、中国種は繊細な香りと風味で緑茶に向いています。そのようにして、同じ茶の樹ではありますが、品種を使い分けて、お茶を作っているのです。

Katie
Katie
リンゴの木の例を使うなら、同じ「リンゴの木」からできたけど、「ふじ」はそのまま食べたり、「紅玉」ではアップルバイを作るみたいな感じかな

まとめ

全然違うイメージの緑茶やウーロン茶や紅茶が、「同じ茶の樹」から生まれていたんですね。私は、初めて知った時、とてもびっくりしました!

 

では、紅茶を作るには「茶葉を発酵させる」と分かりましたが、具体的にどうやるのでしょうか?それはまた別の記事でご紹介しますね♪

より深く紅茶を知って、ますます「一杯の紅茶」を楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

では、また!